リトル・ミス・サンシャイン

2006年のサマーシーズンに全米のたった7館からスタートし、
数々の超大作を押し退け、
アカデミー賞の作品賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞にノミネートされ、
助演男優賞と脚本賞を受賞した「リトル・ミス・サンシャイン」。

ストーリーは
田舎町アリゾナに住む少女オリーブ。
なんともブサイクでおデブちゃんな彼女が、
全米美少女コンテストでひょんなことから地区代表に選ばれた。
フーヴァー一家は黄色のオンボロ車に乗り、
決戦の地カリフォルニアを目指すことに。
人生の勝ち組になることだけに没頭する父親、
ニーチェに倣って信念で沈黙を貫く兄、
ゲイで自殺未遂の叔父、
ヘロイン吸引が原因で老人ホームを追い出された不良ジジイ、
そしてバラバラ家族をまとめようと奮闘する母親。
そんな落ちこぼれ家族の、奇妙でハートフルな旅が始まった・・・。

アリゾナからカリフォルニアに向かう旅の車中で、
それぞれ傷を抱え、バラバラだった家族が
変化し、成長し、団結していく家族再生のロードムービー。

これだけだと、ただの感動ストーリで終わってしまうが、
ブラックユーモアが満載で
中盤のある事件以降、物語は良い意味で暴走し、
絶対に予測不可能なラストの全米美少女コンテストは、
全てを台無しにしてしまいそうな驚きに包まれ、
そして笑い、感動させてくれた。

フーヴァー一家の人物には、アカデミー賞助演男優賞を獲得した、
お爺ちゃん役のアラン・アーキン。
叔父さん役に「40歳の童貞男」のスティーヴ・カレル
と、個性的な役者が揃っているけど、
何よりも一番強烈だったのは、
オリーブ役でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた
アビゲイル・ブレスリン。

アビゲイルたんの東京国際映画祭で最優秀主演女優賞を獲得した演技は、
家族の中で一番年下なのに、一番落ち着いていて、
可愛いのに面白く、健気で天真爛漫な姿は印象的だった。

この「リトル・ミス・サンシャイン」のメインカラーは
劇中の移動に使うミニバスのイエロー。
この元気な黄色のように、
映画を観終わった後には元気になっている、そんな映画だった。

リトル・ミス・サンシャインのパンフレット

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コメント(4)

これは本当に後味のいい映画でしたよねぇ。
家族全員がエゴ剥きだしでぶつかり合う様子が、ある意味爽快でした。
アビゲイルたんは「幸せのレシピ」を観たら雰囲気が変わっていたので驚きました。
これからが楽しみですよね!
…個人的にはお兄さん役のポール・ダノ君の暗~い情念も好きですw

自分はMCハマーを聞いた瞬間に、
「この映画は完全にバカ映画なんだな」
と、理解できましたよ。

ネタが被ってしまうのですが、
お兄さん役のポール・ダノ君って、T君に似てませんか?
多分、髪型だけなんでしょうけど・・・。

アビゲイルたんがお兄さんを無言で肩を叩いて慰めるシーンが大好きです。
この映画の影響で、ニーチェの本を購入してしまいました。
未だに読破できていないのですが…。

自分はニーチェの本を買おうとしましたが、
未だに買っていません。

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