告白

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第6回本屋大賞を受賞した、湊かなえ氏の「告白」を読みました。

ストーリーは
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです」
我が子を校内で亡くした中学校の女性教師による
ホームルームでの告白から、この物語は始まる。
語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々に変わり、
次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。

女性教師の視点から一人称で、自分の娘が殺された事件について
延々と語り続けている第1章を読み始めた時は、
「???」という感じでしたが、
第2章、3章と読み続けていくうちに、
視点も、時系列もバラバラだった物語が体系付けられていき、
まるで各章がレイヤーになっていて、
それぞれの章をバラバラに見てしまうと意味が通じないけど、
1章、2章とレイヤーを重ねていくうちに全体像が浮かび上がり、
最後の6章を読み終えた時に「告白」という物語が完成する構成は
賛否両論あるようですが、読んでいてとても面白かったです。

1章の「聖職者」が元々、短編として発表されていたらしく、
全編を通しても1章の展開、オチがやはり秀逸だと思います。

ただ、終わり方は夢も希望もない、何も解決策を残さない
投げっ放しな終わり方だったと思いました。

6月5日から、松たか子が主演で映画化されるようなので、
これはちょっと観てみたいなと思います。

特にウェルテル役の岡田将生が、
どれだけ高いテンションで、きれた演技をするかが非常に興味があります。

告白

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コメント(2)

構成がすごく凝っていて面白そうですね。
けれど、読み進めていくうちに気が滅入りそうな題材で、
終わり方も夢も希望もないとは。。
ファンタスティック…ですね!!

終わり方が確かに希望はなさそうですけど、
ある意味、津波みたいなものでしたよ。
是非、読んでみてください!

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