レディ・ジョーカー

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1997年に出版された内容に改定を施し、
上・中・下巻の3冊の文庫化となった「レディ・ジョーカー」をどうにか読みました。

ストーリーは
空虚な日常、目を凝らせど見えぬ未来。
五人の男は競馬場へと吹き寄せられた。未曾有の犯罪の前奏曲が響く。
その夜、合田警部補は日之出ビール社長・城山の誘拐を知る。
彼の一報により、警視庁という名の冷たい機械が動き始めた。
事件に昏い興奮を覚えた新聞記者たち。
巨大企業は闇に浸食されているのだ。

約1,500ページに渡る壮大な物語だったけど、
物語に全く入っていけずに途中で何度も読むのを止めようとしたけど、
3ヶ月かけて、どうにか読破することができたましたとさ。

小説を読む事が、こんなに苦痛なのだと
この「レディ・ジョーカー」に実感させられましたよ。

まず冒頭の約30ページに渡る「怪文書」の件。
昭和22年の書かれた設定のため、内容が古文の教科書のようで、
帰りの電車で読んでいると、のび太のような速さで眠ってしまい、
このたった30ページを読むのに半月はかかってしまった。

物語は企業の社長の誘拐事件に関わる、
犯人グループ、企業、警察、新聞記者の様子が次々と変わりながら展開していく。

この描写がフィクションとは思えない現実的な描き方で、
実際に誘拐事件が起きたら、警察や新聞社はこんな感じなのだろうなという事が伝わり、
「なるほど」と思うのだけど、展開が現実的過ぎて面白みに欠けていた。

多分、高村薫ファンの人ならお馴染みの展開なのだろうけど、
自分にとっては、ひたすら残りのページを消化していく作業だけだった。

人物の心理描写は素晴らしいし、
徹底的な現実路線で繰り広げられるストーリーは重厚だけど、
やっぱり、この「レディ・ジョーカー」は自分には合わなかったな。

何よりも、どうしても納得できないのが、
それぞれ事件に関わった面々が結末を向けていく中で、
ある一つの結末が、1,500ページも読ませた結末が、
「男色」って、どうなんでしょうか?

正直、この展開には「えっ」と、別の意味で驚いてしまいましたよ。

でも、賛否は絶対に賛の方が多いと思うので、
気になる方は読んでみてください。

レディー・ジョーカー

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コメント(2)

内容よりもその表紙のほうが気になりますね(笑)
下巻だけ買ったらカーって書いてあるだけでしょ

よく見ると、表紙が「やっつけ」って感じがしてきました。
下巻の「カー」という本だけを読んだ方が、意外と面白いのかもしれませんね。

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