信長の暗号

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本屋で面白そうな本を探している時に眼に飛び込んできたのが、
金を散りばめた漆塗りのような表紙が特徴の
中見利男著の「信長の暗号」の上下巻の2冊だった。

帯に書かれていた
「織田信長が、ローマ教皇へ贈った屏風絵に隠された驚愕の秘密!」
というのを見た瞬間にレジでお金を払ってましたもんね。

肝心のストーリーは
安土城に招かれた宣教師ヴァリニャーノは、
織田信長より安土城を描いた屏風絵を託された。
それは、信長が仕掛けた時のローマ教皇への世界を覆す挑戦状だった・・・。
数年が経ち、信長の死後もバチカンでは、
未だに彼が突きつけた屏風の秘密を解き明かせずにいた。
信長の"南蛮世界を覆す"ほどの暗号とはなんなのか?
ローマ教皇パウルス五世は、暗号解読のため密使を日本へ送り込むが・・・。

まあ、期待をして読んだわけですよ。

最初に伊達政宗も登場して、
どんな話になるのかワクワクしながらページをめくっていったけど、
ページをめくればめくる程、ガッカリするだけでしたね。

まず、この話の根幹となる信長の暗号が、
「いろはひほへと~」でお馴染みの「いろはうた」に隠されていて、
どうやってこの謎を解いていくのだろうと期待していたら、
度肝を抜く展開が待ってました。

最初の謎解きの方法が、
霊感の強い蜘蛛が文字の上を移動してキーワードを見つけだし、
続いての謎解きの方法が蜘蛛のさらに上をいく方法の「こっくりさん」。

目ん玉が飛出るかと思いましたよ。

「こっくりさん」なんて単語を聞いたのは小学生以来ですよ。

「両方とも謎解きになってないじゃん」と突っ込んだ所で、
この目茶苦茶な話の勢いが止まることなく、さらに加速していきました。

暗号を追う陣営を簡単に分けると、徳川、伊達、バチカンの3つに分けられ、
上巻では伊達の陣営をメインに話が進んでいたのに、
下巻に入ったら、いつの間にかバチカン陣営がメインになっていて、
しかもいつの間にか登場した忍者みたいなのが完全に主人公になっているんです。

しかも上巻でメインだった伊達陣営は、下巻ではほぼ登場しなく、
さらに徳川陣営に意味ありげにいた風魔小太郎なんて、
特に活躍することなく、あっという間に死ぬという、
まさに投げっ放しジャーマンスープレックスの連続状態の展開でした。

ここまで無責任に話を大きくして、
無責任に話を終わらせているという話もなかなかないと思いますし、
内容も、はっきり言ってつまらなかったです。

Amazonへのリンクを貼るのももったいないので、貼りません。
怖いもの見たさで興味がある人に自力でAmazonで見てください。

関連本らしい「秀吉の暗号」なるものが出てましたが、自分は絶対に読みません。

本当に酷かったです。

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