エージェント6

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昨年の9月に丸善丸の内店にて開催された
トム・ロブ・スミス トーク&サイン会」に参加した際に購入した
エージェント6」を大変遅ればせながら読みました。

ストーリーは、
運命の出会いから15年。
レオの妻ライーサは教育界で名を成し、
養女のゾーヤとエレナを含むソ連の友好使節団を率いて一路ニューヨークへと向かう。
同行を許されなかったレオの懸念をよそに、
国連本部で催された米ソの少年少女によるコンサートは大成功。
だが、一行が会場を出た刹那に惨劇は起きた・・・。

チャイルド44」、「グラーグ57」に続く、
レオ・デミドフ三部作の最終巻となった「エージェント6」。

チャイルド44」、「グラーグ57」がかなり重い内容だったため、
なかなか読む気がおきなく、「エージェント6」より後に購入した
ミレニアム」三部作を先に読破してしまったので、
かなり後回しになってしまいましたが、
今回の内容は全二作に比べると少々、毛色が違い、内容はソフトでした。

が、しかしだ。

チャイルド44」から登場している重要な人物を
上巻のラストであっさりと殺してしまうという
グラーグ57」でも使った荒技を「エージェント6」でも発揮。

確かにサイン会の時に出た
「重要な登場人物を簡単に切り捨ててしまうけれど、冷たい人間なのか?」
という質問に対して、「そうだ」と答えていたけれど、
改めて作者のSっぷりに驚かせられたよ。

そして、ラストもね・・・。

ある意味、ハッピーエンドなのかもしれないけれど、
これは最悪の状況の中での小さな幸せといった感じだったのが、
悲しいというか、切ないというか、レオらしいというか、
とにかく読み終わった時には、やるせない気持ちになりました。

最後まで物語の世界観を壊さずに三部作を描ききったのは見事だと思いますが、
この「エージェント6」というタイトルは少し無理があったと思いますね。

「チャイルド44」、「グラーグ57」とタイトルに数字が付いているので、
「エージェント6」というタイトルになったのだろうけれど、
この「エージェント6」というのは、あまり物語の中では重要ではなかったので、
後付感が見えてしまい、残念な気分になりましたね。

これで、レオ・デミドフ三部作が無事終了となりましたが、
以前から話が出ていた「チャイルド44」の映画化の話を全く聞かなくなったのが、
気になるところです。

エージェント6

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