悪の教典

最近、映画化された貴志祐介原作の「悪の教典」をようやく読みました。

ストーリーは、
晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、
生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。
しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。

この「悪の教典」はかなり前に購入していたのですが、
読まないまま放置していたら映画が公開されてしまったので、
映画を観に行く前に原作は読んでおきたいと思い、
急いで小説を読み始め、ようやく読破することができました。

自分が購入した「悪の教典」は670ページの単行本という微妙なサイズで、
四苦八苦しなが分厚い単行本を読んでいたら、
何と最近になって「悪の教典」の文庫本が上下巻で発売になっていたのですね。

分厚い文庫本というと、「バトルロワイヤル」以来となりましたが、
両方に共通していることは学生のリアルな人間関係や残虐性を描いているけれど、
とても面白い作品で、あっという間に読破できるという点でしょうか。

映画の予告編を先に観てしまったので、
学校内で生徒を皆殺しにするシーンばかりが印象に残ってしまい、
物語もそんな感じで展開していくのだろうと思っていたら、
意外な事に物語のほとんどが、担任の蓮見からみた普通?の学園生活を描いていて、
学校での惨劇が最後の2章にまとめられていたのは意外でした。

でも、前半で多数の登場人物の人間描写を詳しく描いていた割には、
後半であっさりと殺しまくっている展開が繰り広げられると、
ここまでの流れは何だったのだと、若干拍子抜けしてしまいました。

ていうか、殺し過ぎでしょ。

それでも純分に面白い小説でしたけどね。

果たして映画版ではどのように描かれているのかは分かりませんが、
映画を観終わった後には絶望感のみが残るような作品になっていることを願いつつ、
映画を観に行きたいと思っています。

悪の教典

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