レ・ミゼラブル

ヴィクトル・ユゴー原作でミュージカルの最高傑作でもある「レ・ミゼラブル」を
英国王のスピーチ」でアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーバー監督が
豪華キャストで映画化した「レ・ミゼラブル」を観てきた。

ストーリーは、
パン一つを盗んだ罪で19年の服役後、仮釈放となったジャン・バルジャン。
彼は宿を借りた司教の家の銀器を盗み再び捕らえそうになるが、
司教はバルジャンを許し、バルジャンは実も心も生まれ変わることを決意する。
8年後、彼は市長にまでなっていた。
バルジャンはファンテーヌという娼婦と知り合い、
彼女の娘・コゼットを里親から取り戻すと約束をする。
しかしある刑事の出現をきっかけに、彼の過去が暴かれることとなり、
彼は自分の正体を告白し、コゼットを連れて逃亡する・・・。

この「レ・ミゼラブル」も「ホビット 思いがけない冒険」と同様、
上映時間が3時間に迫る長さの超大作となりましたが、
内容が素晴らしいので、全く長さを感じませんでしたね。

ただ、今までのミュージカル映画を違って、
普通の台詞と、歌う場面の境界線が非常に曖昧で、
映画の最初の方では「ここは歌わなくてよくない?」と違和感を感じまくりでした。

さらに主演の二人、ヒュー・ジャックマンとラッセル・クロウの歌が、
自分には「もしかしたら下手なんじゃね?」と思ってしまい、
お陰で映画が終わるまで、この二人が歌うシーンには笑いそうになってしまいました。

アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメインの歌声は見事で、
物語を盛り上げていましたが、やはり主演の二人は・・・。

物語内にはミュージカルに明るくない人でもどこかで耳にしたことがある名曲が流れ、
これらの曲を聞くだけでも、この「レ・ミゼラブル」を観る価値はあるかと思います。

配役が上手いなと思ったのが、
サシャ・バロン・コーエンとヘレナ・ボナム=カーターの二人が演じた、
コゼットを預かっている宿屋の夫婦。

この二人、やりたい放題で無敵で、物語内に笑いをもたらしていました。

そしてこの夫婦の娘役のエポニーヌを演じたサマンサ・バークス。
この娘が一番歌が上手かったし、歌声に圧倒されましたね。
あと、異様にウエストが細かったのも気になりました。

さらに強烈な印象をもたらしてくれたのが、工場でファンテーヌをいじめるババア達。
よくぞここまで、憎たらしい面をしたババア達を集めたなと感心しましたわ。

全体的に素晴らしい映画だったのですが、
後方に「女の60分」に出てきそうなオバちゃんというかゴブリン三人組が陣取り、
このゴブリンどもが映画の最初から最後まで喋っているか、何か食っていて、
まあ、田舎の映画館の恐ろしさを今年の最後に体験させられましたよ。

女性客が多かったので、物語が終盤に向かって一気に畳み掛けていくと、
場内にすすり泣く声が響き始め、それがしばらくすると嗚咽に変わり、
さらにラストには号泣する人が続出するという異様な雰囲気になりました。

そんな中、後ろのゴブリンどもは相変わらず何かを食い続けていましたけどね。

自分も映画館で多くの映画を観てきましたが、
周囲にこんなに号泣している人がいたのは初めてだったので驚きました。

自分は主演二人の歌声とゴブリンどものせいもあってか、
涙腺は全く弛まなかったのですが、ラストには充分感動させられました。

こんな自分ですが、過去に「陽のあたる教室」という映画で号泣したことがあります。

2013年のアカデミー賞の本命として公開された「レ・ミゼラブル」ですが、
個人的な感想としては受賞は難しいのではないかなと思いますね。

それでも素晴らしい映画だったので、
今度は是非、ミュージカル版の「レ・ミゼラブル」を観に行きたいと思います。

レ・ミゼラブルのパンフレット

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