ゼロ・ダーク・サーティ

キャスリン・ビグロー監督、ジェシカ・チャステイン主演の
9・11のテロからビン・ラディン殺害までのCIAの活動を描いた話題作、
ゼロ・ダーク・サーティ」を観てきた。

ストーリーは、
9・11テロ後、CIAは巨額の予算をつぎ込みビン・ラディンを追うが、
何の手がかりも得られずにいた。
そんな中、CIAのパキスタン支局に若く優秀な女性分析官のマヤが派遣される。
マヤはやがて、ビン・ラディンに繋がると思われるアブ・アフメドという男の存在をつかむ。

約2時間30分の上映時間の間、ずーっと緊張感があり、
そして、圧倒的な迫力を持つ映画でした。

ただその反面、ビン・ラディンが殺害されてから1年半程度で、
この内容が映画化されてしまうというアメリカの凄さ、
そして、恐ろしさも感じさせてくれました。

この「ゼロ・ダーク・サーティ」の製作にはCIAが全面協力したようですが、
だからといって映画の内容全てが事実と考えるのは早計だと思います。

映画の冒頭からCIAによる目を覆うような激しい拷問が始まりますが、
物語の中盤以降に世論の影響で拷問が禁止になると、
「拷問が続けられれば、もっと早くビン・ラディンを捕獲できた」というような、
拷問の必要性を訴えるニュアンスの描き方になっていたので、
CIAはこの「ゼロ・ダーク・サーティ」という映画を通して、
拷問の必要性を訴えていたようにも感じましたね。

主演でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた
ジェシカ・チャステインの堂々たる演技、存在感は凄かったです。

「女性」であることは全く感じさせない役を演じきったのは見事でした。

とても「ツリー・オブ・ライフ」でブラッド・ピットの奥さん役を演じていた人と
同一人物とは思えませんでしたね。

物語のクライマックスでビン・ラディンの隠れ家に
シールズが乗り込んでいき、ビン・ラディンを探す場面を観ていたら、
ふと、忠臣蔵の赤穂浪士が吉良邸で吉良を探しまわる姿は、
こういう感じだったんだろうなと思ってしまいましたね。

ちなみにタイトルの「ゼロ・ダーク・サーティ」の意味は、
ビン・ラディンの隠れ家への突入作戦が開始された0時30分に由来しているようです。

ゼロ・ダーク・サーティのパンレット

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