グランド・マスター

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トニー・レオン、チャン・ツィイー主演のウォン・カーウァイ監督作の「グランド・マスター」を観てきた。

ストーリーは、
1930年代の中国。引退を決意した北の八卦掌のグランドマスターのゴン・バオセンは、一番弟子のマーサンと、南の詠春拳のグランドマスターのイップ・マンを後継者の候補と考えていたが、バオセンの奥義を受け継ぐ娘のゴン・ルオメイも自ら名乗りを上げる。しかし、野望に目のくらんだマーサンがバオセンを殺害。ライバルでもあるイップ・マンに惹かれていたルオメイは、その思いを封印して父の復讐を誓い、後継者争いと復讐劇は複雑に絡みあっていく。

映画を観る前は、天下一武道会みたいな大会で、ひたすらに戦いが繰り広げられていくのかと思っていたら、そんなことは全くなく、後にブルース・リーの師匠となるイップ・マンの人生を通し、カンフーというものは何かを描いた映画だった。

さらに予告では、トニー・レオン、チャン・ツィイー、チャン・チェンが三つ巴で戦っているような魅せ方だったけれど、物語のメインはトニー・レオンとチャン・ツィイーの二人で、チャン・チェンは戦いではあまり絡まずに友情出演的な感じだったのが物足りなかったかな。

それでも映画冒頭の雨の中でのイップ・マンの格闘シーンや、雪が舞う中の駅のホームでのルオメイとマーサンの格闘シーンは見応えがありましたし、凄かったです。

物語はイップ・マンとルオメイの二人を軸に展開し、そこに日中戦争開戦により二人の運命が交錯してく様がとても上手く描かれていたと思います。

それにしても久しぶりにウォン・カーウァイの作品を観ました。「ブエノスアイレス」以来だから約15年ぶりくらいかな。やっぱり「恋する惑星」と「天使の涙」の印象が強いので、この「グランド・マスター」も最後まで何かあるのではと思い観ていましたが、物語が淡々と終わったのが逆に印象的でした。

最後になりますが「グランド・マスター」、とても美しい映画でした。

「グランド・マスター」のパンフレット

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