マドンナの元旦那のガイ・リッチー監督、
ロバート・ダウニーJr.主演、ジュード・ロウ共演の
シャーロック・ホームズ」を観てきた。

今春の一番の目玉と言える作品だったので、
小説の「緋色の研究」も読み、準備万端で劇場に向かった。

ストーリーは
19世紀末のロンドン。
ホームズと医師ワトソンの2人は、怪しい黒魔術の儀式を行い、
若い女性を次々と殺害するブラックウッド卿を逮捕する。
だが、処刑されたはずのブラックウッドが蘇り、再び殺人事件が発生する・・・。

期待して観に行ったけど、
「シャーロック・ホームズ=喋る犬」の印象が強い自分にとって、
ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウの二人が演じる
「シャーロック・ホームズ」の世界に中々入っていくことができず、
さらに、映画全体のテンポが悪く、
今までのガイ・リッチーの作品とは違う雰囲気が少々残念だった。

人それぞれ感想は違うと思うけれど、
自分は、あくまでも「シャーロック・ホームズ」という
壮大なシリーズの幕開けを告げるための作品、
続編への壮大な序章だったと捉えることにしました。

何年後に続編が公開されるか分かりませんが、
その際は、また期待して観に行きたいと思います。

シャーロック・ホームズパンフレット

本年度のアカデミー賞の作品賞、監督賞など6部門を受賞した
ハート・ロッカー」を週末に観ました。

最近、あまりテレビを見ないせいか、
「ハート・ロッカー」のCMを目にすることもなく、
まさか公開していないだろうと思いながら
映画館のスケジュールを確認したところ、初日ということで、
アカデミー賞を取ったら混むだろうと思い映画館に向かいました。

それでも初日のレイトショーということもあってか、
予想以上に混んでいて、改めて話題作という事を認識させられました。

ストーリーは
2004年夏、これまでに870以上の爆発物を解体処理している
ジェームズ2等軍曹がEODの新リーダーとして赴任してくる。
部下となったサンボーンとエルドリッジは
あと39日でEODの任務から外れる予定だったが、
恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされることになる。

爆弾処理班の主人公が戦場での爆弾の解体作業が
麻薬のように中毒になってしまうという情報だったので、
かなりぶっ飛んだ内容だろうと想像していたら、
結構、真面目に描かれていたのには、良い意味で驚かされた。

主人公のジェームズも最初はイカレたキャラだけど、
物語が進んでいくに従い現実の世界には居場所がなく、
戦場でしか生きられない兵士の心理を表し、
戦場での高揚感、責任感からくるイキイキとした姿との
ギャップの描き方、演じ方が見事でした。

監督のキャスリン・ビングローは
イラクでの戦争全体に焦点を合わせるのではなく、
爆弾処理班を中心に物語を展開、構成させていったのが
女性でアカデミー賞史上初の監督賞受賞となった要因になったと思います。

ただ、やはり自分は戦争とは掛け離れた生活を送っている日本人なので、
そこまで物語に入ることはできなかったけど、
アメリカ人なら親友や知人がイラクに派兵されていて、
身近で日常的な事として共感できる作品なのだという感想を持ちました。

アカデミー賞前に色々な意味で話題になった「ハート・ロッカー」だけど、
アバター」の授賞を阻止したことに個人的に拍手を送りたいです。

ハート・ロッカー

ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督、
マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ主演の
ラブリーボーン」を観てきた。

制作総指揮にスティーブン・スピルバーグを迎え、
「アカデミー賞最有力」と自ら謳っていたわりには、
ノミネートされたのは助演男優賞のみというのが現実だった。

ストーリーは
家族と幸せに暮らしていた14歳の少女スーザンは、
ある日何者かに殺される。
この事件をきっかけに家族は崩壊していくが、
その様子をスーザンは天国から見守り、
決して届かない声を家族にかけ続けていた・・・。

予告編を観た感じでは映像も綺麗で、
明るいファンタジー作品というような印象を受けていたけど、
実際は変態連続少女殺害犯が出てくる内容で、
しかも犯行の手口がかなり詳細で、
少女を殺された家族の崩壊、再生が描かれている。

自分は最初から最後まで、
この「ラブリーボーン」の物語に入っていくことができずに、
全くこの物語の世界観を理解する事ができずに、
「このシーンいるかな?」と感じる箇所が多かった。

さらに不満だったのが、スーザンがいる天国以外は
ストーリーは一貫として現実的に展開されているのに、
ラストの犯人の件が、個人的には全てを台無しにしてしまったと思う。

内容は「ちょっと」ってな感じだったけど、
出演している俳優の演技はとても素晴らしかったと思います。

祖母役のスーザン・サランドンが最初はインド人?
と、思ってしまう程のキツめのメイクで登場し、
横柄な態度が今までのスーザン・サランドンの役とは違い
新鮮に感じてしまった。

そして犯人役で今年度のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている
スタンリー・トゥッチの陰湿な演技が印象的で、
プラダを着た悪魔」でのゲイのデザイナーとは全く違った役柄を
演じているのに驚かされた。

自分は本当に物語に入り込むことができなかったので、
ちょっと残念な映画だったけど、
女性の視点から観ると、また違った感想なのかもしれないので、
気になっている人は是非、観てみてください。

ラブリーボーンパンフレット

クリント・イーストウッド監督、
モーガン・フグリーマン、マット・デイモン出演の
インビクタス-負けざる者たち-」を観てきた。

ストーリーは
1994年、南アフリカ初の黒人大統領となったマンデラは、
アパルトヘイトによる人種差別や経済格差をなくし、国をまとめるためには、
95年に自国で開催されるラグビーワールドカップでの優勝が必要と感じ、
代表チームのキャプテン、ピナールとの接触を図る・・・。

実際に1995年に開催されたラグビーワールドカップを
テレビを通じて見ていたので、多少の脚色はあるとしても
当時の南アフリカ代表チームの優勝の裏側にある物語と
チームが置かれた状況というものが克明に描かれているのが
とても新鮮で、物語に集中することができた。

特にネルソン・マンデラの人柄が素晴らしく、
まさに聖人君子というのは、こういう人の事をいうのだと感心しつつ、
マンデラを演じたモーガン・フリーマンの演技の上手さも際立っていた。

今日、2月11日にネルソン・マンデラが27年間の収監を終え、
釈放された日と劇中に出てきた時に「凄い偶然だ」
と勝手に思いつつ、何故かニヤリとしてしまった。

南アフリカで行われたラグビーワールドカップで、
我が日本代表がオールブラックスに17対145で惨敗したことも
物語内で語られ、この結果にマンデラも驚いていたけど、
当時、ラグビー好きの友達が、この結果を受けて凹んでいたのを
思い出してしまった。

友達曰く、この日本の惨敗は、
オールブラックスが主力を休ませたため、
レギュラーの当落線上にいたオールブラックスの選手達が
良い所を見せようと頑張りすぎてしまった結果だと説明してくれましたが、
本当かどうかは知りません。

とてもいい内容の映画でしたが、
できればもう少しラグビーのシーンを詳しく描いて欲しかったなと思います。

でも、最近のクリント・イーストウッドの映画は良作ばかりで、
かつ作品が公開されるペースも結構速いんですよね。

イーストウッドも、もういい歳なので、
無理せずに、でもこのペースで映画を撮り続けてもらいたいものです。

インビクタス-負けざる者たち-パンフレット

アバター」が公開されるまでの米国で
今年、一番話題になっていたのが「パラノーマル・アクティビティ」だと思う。

制作費1万5千ドル、撮影期間7日で撮られ、
2007年のスクリームフェスト・ホラー映画際で上映後、
2008年にスラムダンス映画祭で上映され、評判になり、
スピルバーグ率いるドリームワークスが全米公開の権利を取得。
2009年に全米で公開され、最初は12館でレイトショーのみの公開が
3週間後には全米2,000館で拡大公開され、全米1位に。
そして興行収入も1億ドル突破となった。

ストーリーは
平凡な一軒家で幸せに暮らす若いカップル。
しかし毎晩寝付いた後に家の様子がいつもと変わっていることに気づく。
自分たちの家に起こっている“何か”を確認するため、
彼らは生活の一部始終をビデオカメラで撮影することにする。
真夜中、2人が眠りについた後、何が起きているのか。
ビデオには衝撃の映像が映っていた・・・。

物語の最初は、あまり動きがなかったので睡魔に襲われてしまったが、
途中から物語にグイグイ引きこまれ、圧巻のラストまでアッという間だった。

主な登場人物は2名で、映像もハンディカムというシンプルな構成で、
2人が寝静まった深夜の寝室を定点カメラで捉え、
画面に現れるかすかな変化や、効果的に使われている音が
観客に恐怖感を与え続ける素晴らしい展開だった。

この「パラノーマル・アクティビティ」を観て思い出したのが
フォース・カインド」だった。

多分、「パラノーマル・アクティビティ」の内容をパクろうとしたけど、
上手くいかず、大失敗したんだろうなと想像してしまった。

物語の終わり方も衝撃的だったし、
さらにエンドロールの魅せかたも凝っていて、
最後まで「パラノーマル・アクティビティ」という世界感を味わう事ができた。

全米公開のために、ラストシーン等をスピルバーグの助言に従い、
変更を加えたらしいので、DVDには変更前のシーンが収録されていると思うので
是非、購入したいと思います。

パラノーマル・アクティビティパンフレット

ジョナサン・モストウ監督、ブルース・ウィリス主演の
サロゲート」を観てきた。

ストーリーは
近未来、人類の98%は自らの身代わりとなる
“サロゲート”というロボットを日常生活に使用していた。
ある深夜、青年と若い女性がクラブ前で殺された。
その二人は実はサロゲートで、眼球を破壊され、IDチップも黒こげになっている。
FBI捜査官のグリアーとピータースが女性のサロゲートの持ち主を訪ねると、
太った男が目から血を流し死んでいた・・・。
サロゲートの破壊により持ち主まで死んでしまうという、
未曾有の事件が発生した。

この「サロゲート」には、かなりの期待をしていました。

何の期待かというと、
「すっげー、つまらない映画だろ!」
というものです。

予告編を観ても、ストーリーからも、
そして、お洒落な髪型のブルース・ウィリスの姿からも
駄作の強烈なオーラが漂っていたので、期待して劇場に向かった。

近未来の世界やサロゲートという最新の技術をを描きつつ、
夫婦の愛情や、幼くして亡くしてしまった子供の事、
さらにはロボット使用の倫理の問題など、
ストーリーに手広く盛り込んでいるけど、特に掘り下げる事も無く、
全部、中途半端なまま映画は終了となっている。

「すっげー、つまらない映画」と期待していたけど、
実際は「普通につまらない映画」という残念な結果となってしまった。

やはり「ネクスト」や「ノウイング」の域に達する作品には
なかなか回り逢えないものだと痛感したけど、
「サロゲート」も、どうしようもない映画だったので、
お金を払ってまで観る事はないと思いますよ。

サロゲートパンフレット

ヒース・レジャーの遺作となってしまった、
テリー・ギリアム監督作の「Dr.パルナサスの鏡」を観てきた。

撮影中にヒース・レジャーが亡くなってしまったため、
未撮影のシーンをヒース・レジャーの代わりに、
ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが
演じたという事でも話題になっている映画だ。

ストーリーは
現代のロンドンに奇妙な舞台と旅芸人の一座が現れる。
1000歳以上という老人のパルナサス博士、娘のヴァレンティナ、
曲芸師のアントン、そして小人のパーシーが一座のメンバーだ。
ある晩、博士の前に悪魔のニックが現れる。
博士はかつて悪魔と不死と引き換えに、
「娘が16歳になったら差し出す」取引をしていた。
一方、ヴァレンティナは橋で若い男トニーを助ける。
記憶喪失の彼はそのまま一座に加わるが、それは悪魔の企みだった。

事前にストーリーに関する情報を一切仕入れていなかったので、
正直、あまり観るのに前向きではなかったのだけど、
この摩訶不思議、荒唐無稽なストーリーに魅せられてしまい、
観終わった時には「映画館で観てよかったな」という感想だった。

ヒース・レジャーが亡くなるまでに、
一体どの程度まで撮影されていたのかは分からないけど、
鏡の中の世界が舞台になるということが幸いし、
鏡の中の世界でトニーの顔が変わるという設定で乗り切っていた。

ただ、現実の世界のシーンでは穴埋めができなく、
カットしてしまったシーンやストーリーはあるのでは邪推してしまった。
ここら辺はDVDの特典映像で明らかになるのだろうか。

この「Dr.パルナサスの鏡」が
ヒース・レジャー最後の輝きになってしまったのは残念だけど、
一番の驚きだったのは、テリー・ギリアムの映画で、
こんな結末を迎えるとは予想できなかった。

多分、賛否両論(というか否ばっかり)ある映画だと思いますが、
自分は何が良かったとは、はっきりと言えないけど、
とてもいい映画だったと思いました。
ジョニー・デップ等のイケメン目当てでも、観に行った方がいいと思います。

Dr.パルナサスの鏡パンフレット

スパイク・ジョーンズ監督作の
かいじゅうたちのいるところ」を観てきた。

かいじゅうたちのいるところ」は
世界的に有名な絵本をスパイク・ジョーンズが映画化するということで
制作が発表された時からかなりの注目を集めていた。

4年前にWEBの学校に通っていた時に、
元アパレル勤務のお洒落で可愛いTさん(@でもバナナマンの日村に似ている)が
3分間スピーチでこの「かいじゅうたちのいるところ」を紹介し、
初めて存在を知る事となった。

ストーリーは
空想が大好きな8歳の少年マックスは、母と姉との3人暮らし。
しかし、近頃母も姉も自分をあまり構ってくれず、
それに怒ったマックスは母とケンカし家出。
浜辺にあった船に乗って海に出てしまった。
そうしてたどり着いたのは、見たこともないかいじゅうたちが棲む島。
マックスはかいじゅうたちの中へと入っていくが、
彼らはマックスを食べようとする。
そこでマックスは「僕は王様だ!」と空想の物語を語りはじめ・・・。

子供が母親からの愛情を理不尽なまでに欲する姿、
誰からも自分の存在を認めてもらえない事に対する怒りに支配されていた少年が
かいじゅうたちとの交流を通して、
「かいじゅう」という自分を映している鏡を見ていることに気付き、
成長していく過程が描かれている。

原作が絵本として侮る事無かれ、
意外と奥が深く考えさせる内容で非常に愛情に溢れる作品だった。

映画を観終わった後に是非、絵本も一度読んで見たいと思いつつ、
果たしてTさん(@日村似)は観ただろうかと考えてしまった。

かいじゅうたちのいるところパンフレット
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