2012年の最近のブログ記事

ヴィクトル・ユゴー原作でミュージカルの最高傑作でもある「レ・ミゼラブル」を
英国王のスピーチ」でアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーバー監督が
豪華キャストで映画化した「レ・ミゼラブル」を観てきた。

ストーリーは、
パン一つを盗んだ罪で19年の服役後、仮釈放となったジャン・バルジャン。
彼は宿を借りた司教の家の銀器を盗み再び捕らえそうになるが、
司教はバルジャンを許し、バルジャンは実も心も生まれ変わることを決意する。
8年後、彼は市長にまでなっていた。
バルジャンはファンテーヌという娼婦と知り合い、
彼女の娘・コゼットを里親から取り戻すと約束をする。
しかしある刑事の出現をきっかけに、彼の過去が暴かれることとなり、
彼は自分の正体を告白し、コゼットを連れて逃亡する・・・。

この「レ・ミゼラブル」も「ホビット 思いがけない冒険」と同様、
上映時間が3時間に迫る長さの超大作となりましたが、
内容が素晴らしいので、全く長さを感じませんでしたね。

ただ、今までのミュージカル映画を違って、
普通の台詞と、歌う場面の境界線が非常に曖昧で、
映画の最初の方では「ここは歌わなくてよくない?」と違和感を感じまくりでした。

さらに主演の二人、ヒュー・ジャックマンとラッセル・クロウの歌が、
自分には「もしかしたら下手なんじゃね?」と思ってしまい、
お陰で映画が終わるまで、この二人が歌うシーンには笑いそうになってしまいました。

アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメインの歌声は見事で、
物語を盛り上げていましたが、やはり主演の二人は・・・。

物語内にはミュージカルに明るくない人でもどこかで耳にしたことがある名曲が流れ、
これらの曲を聞くだけでも、この「レ・ミゼラブル」を観る価値はあるかと思います。

配役が上手いなと思ったのが、
サシャ・バロン・コーエンとヘレナ・ボナム=カーターの二人が演じた、
コゼットを預かっている宿屋の夫婦。

この二人、やりたい放題で無敵で、物語内に笑いをもたらしていました。

そしてこの夫婦の娘役のエポニーヌを演じたサマンサ・バークス。
この娘が一番歌が上手かったし、歌声に圧倒されましたね。
あと、異様にウエストが細かったのも気になりました。

さらに強烈な印象をもたらしてくれたのが、工場でファンテーヌをいじめるババア達。
よくぞここまで、憎たらしい面をしたババア達を集めたなと感心しましたわ。

全体的に素晴らしい映画だったのですが、
後方に「女の60分」に出てきそうなオバちゃんというかゴブリン三人組が陣取り、
このゴブリンどもが映画の最初から最後まで喋っているか、何か食っていて、
まあ、田舎の映画館の恐ろしさを今年の最後に体験させられましたよ。

女性客が多かったので、物語が終盤に向かって一気に畳み掛けていくと、
場内にすすり泣く声が響き始め、それがしばらくすると嗚咽に変わり、
さらにラストには号泣する人が続出するという異様な雰囲気になりました。

そんな中、後ろのゴブリンどもは相変わらず何かを食い続けていましたけどね。

自分も映画館で多くの映画を観てきましたが、
周囲にこんなに号泣している人がいたのは初めてだったので驚きました。

自分は主演二人の歌声とゴブリンどものせいもあってか、
涙腺は全く弛まなかったのですが、ラストには充分感動させられました。

こんな自分ですが、過去に「陽のあたる教室」という映画で号泣したことがあります。

2013年のアカデミー賞の本命として公開された「レ・ミゼラブル」ですが、
個人的な感想としては受賞は難しいのではないかなと思いますね。

それでも素晴らしい映画だったので、
今度は是非、ミュージカル版の「レ・ミゼラブル」を観に行きたいと思います。

レ・ミゼラブルのパンフレット

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の前日譚にあたる「ホビットの冒険」を
監督のピーター・ジャクソンをはじめ、「ロード・オブ・ザ・リング」のスタッフが
再結集し映画化した「ホビット 思いがけない冒険」を観てきた。

ストーリーは、
甥のフロドが旅に出ることになる60年前、
若きビルボ・バギンズは袋小路屋敷で平和に暮らしていた。
しかしある日、魔法使いのガンダルフがビルボの前に現れて、彼の生活は一変する。
突然やって来た13人のドワーフたち。
それを率いるのはドワーフの王トーリンで、
目的はスマウグという竜に奪われてしまったドワーフの王国エレボールの奪還だった。
こうしてビルボとガンダルフ、ドワーフたちによる冒険の旅が始まる。

この「ホビット」3部作、映画化されるまで色々なトラブルが報道されていましたが、
無事に公開に辿り着き、「ロード・オブ・ザ・リング」好きとしては安心しました。

まず最初に触れたいのは尺の長さ。
ロード・オブ・ザ・リング」3部作同様、やはり3時間の超大作となっていました。

今時、3時間の映画を制作できるのは、
製作スタジオから大ヒット確実と太鼓判を押されている映画か、
よっぽどの信念を持った監督のミニシアター系の映画くらいではないでしょうかね。

しかもこの「ホビット 思いがけない冒険」の場合は
3時間かけても物語は完結せずに、あと2作に「続く」ですからね。

自分も3時間の映画は久しぶりなので、
映画を観る前は、なるべく水分を摂らないようにして万全の体調で臨みました。

さらに3Dでの鑑賞となったので、
あのヘンテコ眼鏡を3時間かけっ放しで大丈夫かと不安でしたが、
凄く面白い内容だったので、全く3時間という長さは感じませんでした。

ロード・オブ・ザ・リング」3部作では、
戸田奈津子先生が世界観を無視した字幕によって、かなり叩かれていましたが、
そのせいもあってか今回の「ホビット 思いがけない冒険」の字幕は、
アンゼたかし氏に変更になっていました。

肝心の内容ですが、
「ロード・オブ・ザ・リング」が好きな人は間違いなく気に入ると思います。

ガンダルフ役のイアン・マッケラン、フロド役のイライジャ・ウッド、
ガラドリエル役のケイト・ブランシェット、エルロンド役のヒューゴ・ヴィービング、
ゴラム役のアンディ・サーキス、サルマン役のクリストファー・リーといった
お馴染みの面々が再集合していたので、違和感なく物語に入っていく事ができました。

ビルボがゴラムから指輪を手に入れる瞬間や冥王サウロンが復活する兆しなど、
「ロード・オブ・ザ・リング」に続く重要な場面も描かれていますが、
自分は、ドラゴンが山に眠る宝を護るという設定が「ホビットの冒険」で
確立された(であろう)ということに驚かされました。

「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」の時もエンドロールの後に
続編の予告が公開されなく、かなりクレームが出ていましたが、
「ホビット 思いがけない冒険」でも同様に続編の予告がなかったのが残念でした。

続編の「ホビット スマウグの荒らし場」は2013年12月に、
完結となる「ホビット ゆきて帰りし物語」は2014年7月に公開される予定なので、
物語の続きを首を長〜くして待ちたいと思います。

それにしても映画を観終わった今でも、
ドワーフ達が野太い声で歌っていた歌が頭から離れません。

ホビット 思いがけない冒険のパンフレット

1962年に「007」シリーズの第1作目となる「007 ドクター・ノオ」が公開されてから、
記念すべき50周年となる2012年に「007」シリーズ第23作目、
そして、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの第3作目として公開された
007 スカイフォール」を観てきた。

ストーリーは、
トルコのイスタンブールで、極秘データを盗んだ敵を追っていたジェームズ・ボンドは、
敵ともみ合ううちに狙撃され、川に落ち生死不明に。
MI6では007を死亡したと判断する。
その頃、MI6本部が爆破され、サイバーテロ予告が届く。
これらのテロはMI6を率いるMに恨みを抱く者の犯行だった。
イスタンブールで密かに生き延びていたジェームズ・ボンドはMI6に戻り、
MI6を襲う敵に立ち向かうことを決意する・・・。

公開される前には製作会社のMGMの経営破綻により、
製作が暗礁に乗り上げているというニュースを目にし、心配をしていましたが、
蓋を開けてみれば無事に公開され、世界中で大ヒットとなっていて何よりです。

実際に映画を観て、自分も満足できる内容の映画でした。

今回の監督が「アメリカン・ビューティー」でアカデミー賞を取った
サム・メンデスということに驚かされましたが、
カジノ・ロワイヤル」、「慰めの報酬」に引き続き現実路線は継続していました。

そして、これ以上に驚かされたのが、
物語が最初から最後までボンドとMの二人の関係に焦点が当てられていたことですね。

派手なアクションシーンで始まり、
一段落した所で、相変わらず金をかけた素晴らしいオープニングが
アデルの「SKYFALL」を載せて始まってからは一気に物語に引き込まれていきましたよ。

全体的に今回の「007 スカイフォール」では、
ボンド役のダニエル・クレイグが過去二作よりも哀しみを帯びていた印象が強いです。

M役のジュディ・デンチも流石の演技で、
三回目の共演となるダニエル・クレイグとの息もピッタリでしたが、
それだけに・・・。

今回の敵役となるハビエル・バルデム演じるシルヴァが
何を考えているか分からなく、掴み所のない演技だったのが物語を引き締めていました。
やっぱり、悪役の役者の出来が物語の出来を左右しますね。

一つ、難点を挙げるとすると、
今回はボンドガールがそれほど登場しなかったということですかね。

今回初めて過去二作には登場しなかったQが登場しましたが、
過去のQとは違い、ぶっ飛んだ武器開発がメインではなく、
ハッキング等に長けていたのが、現代の情勢を表していたと思います。

これで物語も一区切りとなり、ようやくM、Q、マニーペニーが勢揃いしたので、
ダニエル・クレイグ版「007」も次のステージに突入するといったところでしょうね。

内容とは全く関係ありませんが、シルヴァのアジトがある島を海上から移したシーンが、
長崎の軍艦島だったのが個人的には嬉しかったです。

007 スカイフォールのパンフレット

1991年5月20日に横浜アリーナで行われた
尾崎豊の最後のツアーとなった「BIRTH TOUR」の
初日のライブの未公開映像を96分にまとめた「復活 尾崎豊」を観てきた。

復活 尾崎豊

ストーリーは、
1991年5月20日。
2年半以上のブランクを経てステージに立った尾崎を極度の緊張が襲う。
「天才」と呼ばれた男が唯一見せたと言われる「人間・尾崎」の姿がそこにあった。

ライブ冒頭の尾崎の「久しぶりだね」という言葉で始まり、
ライブ後の控え室でバンドメンバーと談笑する姿まで、
スクリーンに体中が「グっと」引き込まれるように観てしまいました。

正直、そこまで尾崎に明るくない人間なのですが、
今回、初めてのライブ映像を観るまでは、
尾崎があんなに動いて歌っているとは思わなかったし、
尾崎があんな場所で歌っているとも思わなかったし、
そして、尾崎があんなに笑顔で歌っているとは想像できませんでした。

誕生」を歌っている尾崎の顔を観ることができたのも嬉しかったし、
ステージに立ったままになっていたタイヤには笑わせてもらったし、
ラストに久しぶりに聞いた「シェリー」は心に凄く響きました。

あと、個人的にギターの人が履いているスニーカーが、
Air Force系のタンがデカいバッシュだったのが物凄く印象に残りましたね。

映画でライブを体験した感想としては、

「色褪せないな」

というのが正直なところです。

映画の料金が特別価格で2,000円とかなり割高でしたが、
以前に観た同じくライブ映画で料金も同じだった「U23D」に比べると、
内容も構成も「天と地」くらい差がある素晴らしさだったので、
コストパフォーマンスは高いと思いますし、満足でした。

今年は9月に行った「尾崎豊特別展」といい、今回の「復活 尾崎豊」といい、
まさか今年の年初にはこんなに「尾崎豊」な一年になるとは想像できなかったので、
人生はどうなるか分からないものですね。

この流れだと年末までに「LIVEBEAT BOX」も買ってしまいそうだけど、
「尾崎豊」な一年なので仕方ないかと諦めています。

アーティストのライブ映画としては珍しい「復活 尾崎豊」のパンフレット。

復活 尾崎豊のパンフレット

入場時に「BIRTH TOUR」初日のチケットのレプリカ?をもらいました。

「BIRTH TOUR」初日のチケットのレプリカ?

当然ですが、現在のコンビに発券の味気ないチケットに比べると凝っていますね。

「BIRTH TOUR」初日のチケットのレプリカ?

クリント・イーストウッドが「グラン・トリノ」以来、
4年ぶりの映画出演した「人生の特等席」を観てきた。

ストーリーは、
ガスは長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、
ここのところ年のせいで視力が弱ってきていた。
それでもまったく引退する素振りを見せない彼に、チームは疑いの目を向ける。
窮地に陥った父親に救いの手を差し伸べたのは、
あまり関係が良好とはいえない娘のミッキーだった。

クリント・イーストウッドは前作の「グラン・トリノ」で
映画出演は引退したはずなのに、なぜ再び出演したかというと、
「人生の特等席」の監督が弟子のロバート・ロレンツだからのようです。

クリント・イーストウッドの映画は「重い」内容を扱っているものが多いので、
凄く良い作品だったとしても、もう一度観ようとは思わないものが多いのですが、
今回は監督が弟子という事もあり、ストーリーも今までとは違い軽そうなので、
イーストウッドの違った一面が観られると期待していましたが、
この期待は思いっきり悪い方に外れてしまいました。

父と娘の関係、娘の恋、そして肝心の野球の全てが中途半端に描かれ、
ストーリーも薄っぺらく、とにかく残念な映画でした。

イーストウッドも弟子への義理で「人生の特等席」に出演したのだろうけど、
この内容の映画ならば、絶対に出演しない方が良かったと思います。

この映画の唯一の救いは、
個人的に好きなエイミー・アダムスが出演していたことですね。

ジャスティン・ティンバーレイクは、どうでもよかったですが。

この「人生の特等席」は野球好きの人が観れば観る程、
残念感が増していくと思いますので、注意が必要だと思います。

今後は、クリント・イーストウッドには監督業に邁進して頂き、
「人生の特等席」とは違う良作を撮っていって欲しいと思います。

人生の特等席のパンフレット

リュック・ベッソン製作、ガイ・ピアース主演の「ロックアウト」を観てきた。

ストーリーは、
人類の安全欲求が高まった2079年の世界。
「宇宙のアルカトラズ」と言われる脱獄不可能な刑務所「MS-1」は、
コールドスリープによって500人の囚人の完全管理が行われていた。
しかし、ある事件をきっかけに囚人全員が目覚め、刑務所は最悪の要塞と化す。
問題を起こしてばかりの元CIAエージェントのスノーは、
人質となった大統領の娘を救うため、単身で監獄に送り込まれる。

映画を観る前から「『ダイ・ハード』の出来損ない」、
「劣化版『沈黙の戦艦』」だということは分かっていましたよ。

さらに製作がリュック・ベッソンの映画は、
地雷率がかなり高いのも理解しております。

舞台が宇宙の刑務所という設定ですが、
これも既にあのジェイソンも宇宙に旅立っている時代ですから、
何ら驚く設定でもないわけですよ。

では、なぜこのクソつまらない「ロックアウト」を観に行ったのかというと、
主演がガイ・ピアースだからなのです。

最近こそ、目立った活躍はしていませんでしたが、
プリシラ」、「L.A.コンフィデンシャル」、「メメント」など
素晴らしい作品に出演していたガイ・ピアースに何が起きて、
この「ロックアウト」という酷い映画に出演してしまったのか。

映画を観る前から、ずーっと謎で、
映画を観ている最中も、ずーっと謎で、
映画を観終わった今も、ずーっと謎のままなのですよ。

一体、ガイ・ピアースに何があったのか。
誰か僕に教えてください。

ちなみに肝心の「ロックアウト」の内容ですが、
予想通り、中途半端感満載のつまらない映画でしたよ。

ロックアウトのパンフレット

貴志祐介原作の「悪の教典」を三池崇史監督、
伊藤英明主演で映画化した「悪の教典」を観てきた。

ストーリーは、
生徒から慕われている高校教師の蓮実聖司は、教師の鑑という表向きの顔とは別に、
他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、
生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)という隠された顔があった。
いじめ、モンスターペアレンツ、セクハラ、淫行など問題だらけの学校で、
自らの目的を達するため、蓮実は躊躇なく殺人を繰り返していく。
しかしある日、ほんのささいなミスを犯してしまった蓮実は、
それを隠匿するためクラスの生徒全員を惨殺することを決める。

映画を観る直前に「悪の教典」の原作を読んでいたので、
原作を読んだ興奮をそのままに映画館に足を運んだのですが、
やはり映画化された内容は期待外れなものになっていました。

主演の伊藤英明は個人的にはあまり好きな俳優ではなかったのですが、
この「悪の教典」で演じた蓮見は凄く良かったので、見直しました。

生徒役で「ヒミズ」コンビの染谷将太と二階堂ふみも出演していて、
ヒミズ」の時とはまた違った演技で物語を引き締め、
その他にもダルビッシュの弟が出演していたりいもしましたが、
主要ではない生徒さん達の演技がとても酷くて軽いものだったのが残念でした。

あと、美彌役の女の子はもっとエロい娘にして欲しかったです。

ストーリー展開も原作を読んでいないと、
なぜ蓮見が生徒全員を殺すに至ったかが分からないと思うし、
いきな猟銃が話しかけてきたりする展開は意味不明だったと思います。

蓮見の過去のアメリカでの生活の様子が短く描かれていましたが、
これも原作と比べると中途半端で、「う〜ん」といった感じでしたよ。

一番残念だったのが、蓮見に猟銃で撃たれた生徒が、
物凄い衝撃で飛ばされていくシーンが多々ありましたが、
この飛ばされ方がワイヤー感満載で失笑が漏れる程の酷さで、
猟銃がぶっ放される度に物語からどんどん醒めていくととなりました。

こんなことなら原作を読むのではなかったと後悔していますが、
原作を読んでいない人なら楽しめるのではないでしょうか。

続編が公開されそうな終わり方でしたが、もし公開されたとしても
バトル・ロワイヤルⅡ」みたいにならないことを祈っております。

悪の教典のパンフレット

本来であれば2011年9月に公開される予定が、
東日本大震災の津波の影響で公開が延期になってしまい、
ようやく2012年11月に公開となった「のぼうの城」を観てきた。

ストーリーは、
天下統一目前の豊臣秀吉が、北条勢を攻めようとしている頃。
周囲を湖で囲まれ「浮き城」の異名をもち、人々が平穏に暮らす武州の忍城には、
「のぼう様」と呼ばれ、誰も及ばぬ人気で人心を掌握する成田長親という城代がいた。
やがて石田三成は、秀吉より預かった2万の兵を進め、忍城に迫ろうとする。
武将に求められる資質を持たず、まさに"でくのぼう"のような長親は戦いを決意、
たった500人の軍勢で迎え討とうとするが・・・。

のぼうの城」の舞台となったのが、
地元熊谷の隣の行田市ということで、公開前から地元はかなり盛り上がっていました。

その証拠に「のぼうの城」が公開された初週の観客動員(興行収入?)の
第一位にワーナーマイカル羽生、第二位に熊谷のシネティアラ21という
行田市に接した市の映画館が入ったことからも伺えます
(ちなみに行田市には映画館がありません)。

自分はシネティアラ21で観ましたが、
やはり観客の入りは上々でしたが、その9割は爺さん婆さんでしたけどね。

予告編を観た時には石田三成を上地雄輔が演じているとは思えなかったけれど、
本編の石田三成は良い人だったので、上地雄輔そのものといった感じで、
どうしても「決壊」を行いたい石田三成を上手く演じていました。

そして何よりも凄かったのが主演の野村萬斎の演技です。

「のぼう様」の時の顔と、城代の「成田長親」の時の顔を
硬軟入り交じる演技で演じきり、佐藤浩市と共に、
一歩間違えると重くなる雰囲気の映画を良い意味で「ゆるく」してくれました。

特に船上で能を踊る姿は圧巻でした。

それに比べ、成宮寛貴と榮倉奈々の演技は・・・。

子供の頃に行田には忍城という城があって、
水攻めで落とされたという話だけは聞いていましたが、
それ以外の詳細は全く知らなかったし、興味がなかったので、
この「のぼの城」が近隣の歴史を学ぶ良い機会の映画になったと思います。

エンドロールに現在の行田市の様子が流れましたが、
「プロが撮れば行田でもあれだけ綺麗に映るんだな」と感心しましたよ。

「のぼうの城」を観た人達の何人かでも実際に行田を訪れてもらえると嬉しいですし、
その際には「山下」のフライを食してもらいたいと思います。

自分も忍城後にでも行ってみようかと思っています。

のぼうの城のパンフレット

パラノーマル・アクティビティ」シリーズの第4作目となる
パラノーマル・アクティビティ4」を観てきた。

ストーリーは、
2011年、ネバダ州の外れ。
隣にある人物が引っ越してきた頃から、アレックス一家を不思議な現象が襲う。
ある日、アレックスはテレビ電話でボーイフレンドと話していた。
そして家の前にいた不気味な少年と目が合った瞬間、
突然パソコンのディスプレイにノイズが生じ、さらに家中のドアが開き・・・。

アメリカでは「ソウ」シリーズに代わり、
ハロウィンシーズンに公開されるのが定着した「パラノーマル・アクティビティ」。

しかし、シリーズを重ねれば重ねる程、
信じられないくらい、内容はつまらなくなってきています。

主人公一家を襲う超常現象の数々も、既に過去3作で出尽くしてしまっているので、
今回、主人公達を襲う超常現象も全く真新しさがなく退屈でした。

さらに、強引に続編を製作しているシリーズなので、
ストーリーは穴だらけのため、全く面白味がなく、
最初の「パラノーマル・アクティビティ」では超常現象がメインだった話が、
前作の「パラノーマル・アクティビティ3」で悪魔崇拝の話がメインになり、
今作の「パラノーマル・アクティビティ4」もこれを継続した形になっていて、
非常に退屈な映画に仕上がっていました。

それでも「パラノーマル・アクティビティ4」の良い点を挙げるとすれば、
主人公のアレックス役の女優さんが美人だったことですかね。

あとは特にないです。

パラノーマル・アクティビティ」シリーズは
パラノーマル・アクティビティ2」で終了にしておくべきだったと、
個人的には思っております。

ちなみに「パラノーマル・アクティビティ」の時間軸は、
3 → 1 → 2 → 4となっています(※2は1の前後に跨がっている感じです)。

で、来年の10月には「パラノーマル・アクティビティ5」が公開されるようです。

パラノーマル・アクティビティ4のチラシ

セス・グレアム=スミス原作の「ヴァンパイアハンター・リンカーン」を
ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ監督で映画化した
リンカーン/秘密の書」を観てきた。

ストーリーは、
まだ少年だったリンカーンは母親をバンパイアに殺され、
復讐を遂げるため戦いの術を学びはじめる。
やがて成長したリンカーンは、奴隷制度を隠れ蓑に「食事」を手に入れるバンパイアと、
それを利用して金儲けを企む政治家たちの姿を目の当たりにし、
昼は政治家として奴隷解放を訴え、
夜は斧を手にしたハンターとしてバンパイアと戦うようになる。

ヴァンパイアハンター・リンカーン」が映画化されるというニュースを聞いてから
セス・グレアム=スミスの作った世界観がどのように映像として表現されるのか
かなり楽しみしていたのですが、当然と言えば当然だけど、
小説と映画のストーリーは描き方が全く別物になっていました。

小説版だとヴァンパイアをアメリカから絶滅させるための戦いに
リンカーンが自ら身を投じ、その過程で必要に駆られ大統領になりましたが、
映画版だとヴァンパイアにボスがいて、「ボスを倒す=ヴァンパイアに勝利」という
とても簡単な構図になっていて、よく見る内容の映画になっていました。

また、リンカーンを助けるヴァンパイアのヘンリーも詳しく描かれておらず、
さらにリンカーン大統領を目指す過程もバッサリと割愛されていたのも残念でしたね。

製作がティム・バートンで、
監督が「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」のティムール・ベクマンベトフなので、
かなりダークな内容を期待していましたが、普通の内容の映画でした。

リンカーンを演じた主演のベンジャミン・ウォーカーが映画上映中、
ロジャー・フェデラーの顔を太くしたようにしか見えなかったのには困りましたが、
ヘンリーを演じたドミニク・クーパーはエンドロールが流れるまでは、
ドミニク・クーパーが演じているとは思えなかったので、これには驚きました。

デビルズ・ダブル」や「マリリン 7日間の恋」の演技も見事だったので、
改めてドミニク・クーパーの演技の上手さが分かる映画でしたね。

この「ヴァンパイアハンター・リンカーン」の公開で
ようやくセス・グレアム=スミス原作が映画化されたので、
是非、次は「高慢と偏見とゾンビ」の映画化を切に願います。

ヴァンパイアハンター・リンカーンのパンフレット

1  2  3  4  5  6  7

2013年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
Powered by Movable Type 4.1