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終戦のエンペラー

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トミー・リー・ジョーンズがマッカーサー元帥を演じ、終戦から東京裁判までの間の日米の政治的な駆け引きを描いた「終戦のエンペラー」を観た。

ストーリーは、
1945年8月、日本が連合国に降伏し、第2次世界大戦が終結。ダグラス・マッカーサー元帥率いるGHQが日本に置かれ、米軍統治が始まる。そんな時、日本文化を研究し、日本に対して格別な思いを抱くボナー・フェラーズ准将は、太平洋戦争の真の意味での責任者は一体誰なのかを調査するようマッカーサーから極秘に命じられ、独自に調べを開始するが。

物語はマッカーサーに命じられたフェラーズ准将が東条英機や近衛文麿、木戸幸一などの当時の政府の人間に面会し、開戦の責任はどこにあったのか、天皇に責任はあったのかを判断していくという流れ。そしてこのフェラーズ准将には日本人の恋人がいて、この恋人が空襲で行方不明になってしまったので、彼女の行方も探していきつつ、日本の文化にも触れていくというものだったけれど、いかんせんアメリカ側からの視点になっているので、「う〜ん」と首をひねるシーンが多かったかな。

マッカーサーについては、GHQの司令官、そしてその後にアメリカ大統領選に出馬して敗れたということくらいしか知らなかったので、この「終戦のエンペラー」で描かれている戦後処理を美味く対処する事によって、その後の政界進出を有利にしようという思惑が働いていたということや、終盤にマッカーサーと昭和天皇が並んで映っている有名な写真を撮るいきさつなどを知る事ができて、まあ少しはためになったかなと思います(本当の話ならね)。

ただ、マッカーサーを演じたトミー・リー・ジョーンズがどうしても宇宙人ジョーンズさんにしか見えなくて、どうやってもマッカーサーには見えなかったんだよね。それだけが残念でした。でも東条英機に火野正平を持ってきた配役は見事だと思いますし、西田敏行は安定した演技をしていました。

映画を観終わった感想としては、面白い、面白くないというのではなく、ここまではっきりと昭和天皇を題材にした映画が日本全国で公開されるという事は、日本には「表現の自由」があるのだなあと感じることができました。

「終戦のエンペラー」のパンフレット

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黄金を抱いて翔べ

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高村薫の原作を井筒和幸監督がメガホンを取り、
妻夫木聡、浅野忠信ら豪華俳優で映画化した「黄金を抱いて翔べ」を観てきた。

ストーリーは、
幸田は大学時代の友人、北川から大阪市の住田銀行本店地下にあるという
240億円相当の金塊強奪計画を持ちかけられる。
メンバーは他にSEの野田、爆破工作のエキスパートで国家スパイの裏を持つモモ、
北川の弟・春樹、元エレベーター技師のじいちゃん。
しかし、計画の過程で謎の事件が次々と発生。
そこにはお互い知らない、それぞれの過去が複雑に絡み合っていた。

公開前の予告編を観た限りでは金塊強奪だけをしているイメージを受けましたが、
本編では金塊強奪よりもむしろ、登場人物のバックボーンにスポットライトが当たり、
金塊強奪を実行する直前に物語のピークがきていましたね。

井筒監督の作品は現実的に撮るという評判を聞いていましたが、
肝心の銀行に金塊強盗に入ってからの流れが行き当たりばったりで
特に緊迫感もなくラストまでダラダラと行ってしまったことが、
物語の前半が緊張感ある流れだっただけに残念でした。

特に金塊強奪の舞台になる銀行の中がちゃちすぎました。

原作の高村薫の作品は大きな事件を描いているけれど、
人間臭いドラマによって導かれる結末は驚く程、現実的な印象を与えてくれて、
上記のように井筒監督も現実路線で撮る人なのだろうけれど、
この「黄金を抱いて翔べ」に登場する金塊強奪をするメンバーが、
いかんせんイケメンすぎたのが現実的ではなかったと思いますね。

妻夫木君はいつも以上に感情を押さえた演技で物語を引き締めていましたが、
浅野忠信はいつもと全く同じ感じの演技で、「ん?」って感じで、
桐谷健吾はテンションは高いけれど繊細や役を頑張って演じ、
溝端淳平はよく分からないので割愛させて頂き、
西田敏行の安定感は流石の一言でした。

その中でも東方神起のチャンミンさんという方が登場していたのですが、
確かにイケメンで、物語の核となるモモを好演していましたが、
多分、配給にエイベックスが絡んでいたので出演に至ったのでしょうね。

そのお陰もあってか、映画館には若い女性が数多くいましたよ。

物語の前半から中盤のメンバー集めから計画の準備までは強烈な印象でしたが、
後半は一気に緊張感がなくなってしまう展開となってしまい、
前半と後半で全く違った印象の映画になってしまったのが残念でしたね。

時間があれば原作の「黄金を抱いて翔べ」を読んでみたいと思います。

黄金を抱いて翔べのパンフレット

北野武監督、ビートたけし主演の「アウトレイジ」のまさかの続編公開となった
アウトレイジ ビヨンド」と観てきた。

ストーリーは、
関東最大の暴力団組織・山王会の抗争から5年。
関東の頂点を極め、政治の世界に進出するなど過剰に勢力拡大を進める山王会に対し、
組織の壊滅を図る警察が動き始める。
関西の雄ともいえる花菱会に目をつけた警察は、
表向きは友好関係を保っている東西の巨大暴力団組織を対立させようと陰謀を企てる。
そんな中、以前の抗争中に獄中死したはずの大友が生きていたという事実が持ち出され、
突然出所を告げられる。

公開前から暴力描写について色々と騒がれていましたが、
実際に「アウトレイジ ビヨンド」を観た感想としては、
アウトレイジ」に比べると暴力描写はかなりコミカルになった印象を受けました。

興行収入を意識した作りになってしまったのか、
完全に娯楽作品になっていたので、意外と楽しんで観ることができました。

「アウトレイジ ビヨンド」で一番楽しみしていたのが、
三浦友和演じる加藤と加瀬亮演じる石原がどういう仕打ちを受けるかということ。

二人ともツケを払わされていましたが、石原の結末が個人的には気に入りました。

中野英雄が前作のキレキャラとは違い、落ち着いた演技で、
いい感じに物語を引き締めていて、チョロのイメージは全く感じさせなかったです。

新しく登場したキャラクターの中では、一切台詞のなかった高橋克典と、
チンピラ役の新井浩文がいい味を出していたのが印象に残っています。

それにしても次から次へと登場人物があっさりと死んでいく映画でしたね。

物語の中で少し気になったのが、
たけしを援助するコリアンマフィアの親分の人が完全に本物に見えてしまいましたが、
あれはどうなのでしょうか。

終わり方が完全にパート3がありそうな感じだったので、
近いうちに製作が発表されるのでしょうね。

できれば、その際には「アウトレイジ」で死んでしまった
椎名桔平を生き返らせて欲しいものです。

アウトレイジビヨンドのパンフレット

ステキな金縛り

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三谷幸喜監督の最新作であり、
深津絵里、西田敏行主演の話題作、「ステキな金縛り」を観てきた。

ストーリーは、
弁護士の宝生エミは裁判を任されても失敗ばかり。
ラストチャンスとして与えられた仕事は、妻殺しの容疑で捕まった矢部五郎の弁護だった。
矢部は「犯行時間は、旅館で落ち武者の幽霊にのしかかられ、金縛りにあっていた」という。
その旅館を訪ねたエミは、更科六兵衛という落ち武者の幽霊に遭遇し、
裁判で矢野のアリバイを証言してくれるよう依頼する。
六兵衛は証言台に立つことを承知するが、六兵衛は誰にでも見えるわけではなく・・・。

封切されたばかりという事もあり、映画館の中は結構混んでいて、
後方の席にいたファッキンクソババア×2がいちいち突っ込みを声に出していて、
雰囲気を台無しにしてくれ、殺意を覚えましたよ。

内容は普通に面白く、良い映画だったのですが、
ザ・マジックアワー」、「THE 有頂天ホテル」に比べるとパンチが弱く、
声を出して笑う程にはならなかったですね。

これは、自分がちょっと期待をし過ぎていたせいと、
後方のファッキンクソババアのせいだと思います。

ただ、深津絵里と西田敏行の二人の掛け合いや、
阿倍寛のタップダンス、中井貴一の犬とじゃれ合う姿等は、
三谷ワールド全開といった感じでしたが、
小日向文世が演じている役の映画好きとかの設定やいくつかのシーンは
三谷幸喜の独りよがりといった感も否めず、少し醒めてしまいましたね。

それでも上映時間の2時間20分の間、
次から次へと予想不可能な展開が続き、あっという間に上映終了となりました。

あと、佐藤浩一が「ザ・マジックアワー」のキャラクターで登場し、
あのバカっぷり全開で演じていたのが良かったです。

あっ、それと「愛は勝つ」のKANも出演してました。

次回作の公開は、また2~3年後とかになりそうですが、
今度はあまり期待をしないで公開を待ちたいと思っています。

ステキな金縛りのパンフレット

2017年11月

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